小説集 カレンシー・レボリューション
通貨覇権、自国産業保護、領土的野心。英米日三国の思惑が交錯する1935年中国で発生する首相暗殺未遂事件と為替相場暴落。列強の侵略と経済崩壊の危機に通貨改革で立ち向かった人々を描く表題作等三篇の小説集。
単行本: 384ページ
ISBN : 978-4-434-23263-3
発行日: 2017年5月15日 初版
著 者: 大薗治夫(おおその・はるお)
定 価: 1800円+税
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ステーツマン電子版
上海ノース・ステーション電子版
カレンシー・レボリューション電子版)
本書収録作品
ステーツマン (中編:全82頁)
のちに財政の天才とよばれる若き宋子文が、姉宋慶齢、妹宋美齢、蒋介石らとの関係に悩みつつ、みずからの進むべき道をみつけるまでの葛藤を描く成長ロマン。(全82ページ) |
上海ノース・ステーション (中編:全92頁)
1931年、上海北駅で発生した重光葵・宋子文暗殺未遂事件の謎を追う歴史ミステリー…… |
カレンシー・レボリューション (長編:全187頁) 日本、米国、英国、中国の戦略と思惑が交錯する1935年中国幣制改革の裏側と、同日に発生した汪兆銘襲撃事件の真相に迫る外交経済小説…… |
関連地図
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著者ブログから 【ステーツマン関連】
【上海ノース・ステーション関連】
ニューヨーク・タイムズでタイムスリップ(宋子文暗殺未遂事件の新聞記事について)
廬山 その2(廬山における蒋介石暗殺未遂現場について)
【カレンシー・レボリューション関連】
山海関(本作冒頭銀密輸シーンの舞台)
キャセイ・ホテル(現和平飯店)(リース=ロス一行の宿舎)
南京国民党中央党部(汪兆銘暗殺未遂事件現場)
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