10月20日、上海国際カントリークラブ(青浦)にて「第3回大学対抗ゴルフトーナメント in 上海」が開催された。年1回開催される本大会は今年で3回目を数える。参加は14校・101人と大大会となった。
本年のルールは、学校内のダブルペリア上位5人の合計により順位を決定。例年どおり個人賞、すなわち個人のネット・グロス、ドラコン・ニアピンなどの表彰は一切なし。全員が母校の名誉のためだけに競い合った。
優勝チームに贈られるJALカップ(日本航空提供)は慶応大学が獲得。第1回大会(2000年開催)では8チーム中4位、第2回大会(2001年開催)では15チーム中第3位と着実に順位を上げ、そして本年の快挙である。全てのメンバーがこの日のために、カラオケに行ってはマイクで素振りをし、合弁相手の嫌がらせに耐えてメンタルトレーニングを重ね、本社から帰任命令が来ないよう祈りながらこの日に備えたという。成績発表会では異常な盛り上がりの中での校歌斉唱であった。昨今の技術向上著しい王小鋼がグロス75、ネット71.4と活躍しチームの優勝に大いに貢献した。
2位は立教大学。初参加であった昨年はブービーに泣き、精進を重ねた一年の後、第2位の栄冠に輝いた。チームを引っ張ったのは為近ゆい子。紅一点として出場しグロス91、ネットは73と奮闘した。
3位は昨年の優勝校の成蹊大学。元ゴルフ部のエースを帰任で欠くという痛手があったにも関わらず入賞を果たした。ずば抜けたスコアのプレーヤーはいなかったが、上位5人が安定してポイントを稼いだ。やはりユニホームを揃えたチームワークの勝利といってもいいだろう。■
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