上海ビンハイゴルフクラブ

香港資本と南匯県の合作のコース。2000年7月14日にFairy Lakeコースとクラブハウスがオープンし、2005年9月にForestコースがオープンした。

上海市街からは比較的遠く、1時間強を要する（浦東空港からは30分ほど）。しかし、ゴルフ場周辺に住む人がすくなく、かつ敷地が広大であることと海沿いであることから、コースの向こうはまるで草原が広がるかのようであり、上海近郊の他のゴルフ場とは趣きが異なっている。Peter ThopmsonによりデザインされたFairy Lakeコースはセント・アンドリュースを思わせるようなリンクススタイル。東シナ海からの風が常に強く吹き、この風の計算がスコアメークのポイントとなる。フェアウェイはうねり、ちょうどドライバーの落ちどころに深いバンカーが仕組まれている。グリーンはほとんどが砲台グリーンであり、手前はバンカーが待ち受けている。ティーショットからグリーンにのるまで、全てのショットで正確な距離をだすことが必須となる。上海で有数の難コースであり、かつ攻め甲斐のあるコースと言えよう。 Forestコースは元からある自然の景観を活かしたコース。

クラブハウスはかなり立派で、特に天井の高さと余裕のあるロッカールームが気持がいい。レストランは白を基調とし、ウェイトレスの南国風衣装もなかなかいい。

取材時はキャディに対し不満があった。ブッシュに入ったボールを勝手に出したり、一人に一人キャディが付いたのに最後までクラブを正しく渡せなかったり、最後のキャディ評価の紙に評価を書かせずにサインだけを求めたりなど、目に余るものであった。また、バンカーの砂のコンディションもあまりよくなかった。

計画ではさらに18ホールが建設され、全54ホールの大型リゾートとなる。計画には高級ホテルの建設も含まれている。

名物ホール：8番557ヤードロングホール
ティーショットの落ちどころには５つのバンカーが口を開けている。セカンドショットの落ちどころには池があるため、通常はセカンドを刻むこととなる。ただしロングヒッターは、ティーショットでバンカーを越えておけば、セカンドショットでツーオンに挑むことも可能だ。池を越えてもバンカーが散りばめられているおり、またグリーンを左に少しでも外すとボールは坂を下るように転がり落ちていくので、かなりの勇気が必要となるが。