パームビーチゴルフクラブ

7番ホールセカンドショット地点から グリーンを望む。グリーン前にはクリーク

上海市南部の東シナ海岸に開発が進められている「奉賢海湾旅游区」に位置する。奉賢海湾旅游区は大規模なリゾートエリアで、本コースの他、ビーチ、ホテル数軒、別荘地などがある。上海市内からは外環状線で辛庄まで行き、そこからA4高速道路にのって30kmの海湾路インターで降り、約8.5km。順調に行けば45分ほどで行くことができる。

18ホールオープンは2007年3月。パー72、7,173ヤード。海沿いの完全なフラットな土地に作られた起伏のないコースだが、池とバンカー、ドッグレッグをたくみに使ったレイアウトで、さらに海沿いコース特有の強い風も相まって、かなり難易度の高いコースである。

例えば左ドッグレッグの7番ホール。ティーショットでフルバックで240ヤード、ブルーティで220ヤードをキャリーで飛ばしフェアウェイ左側のバンカーを越えておけば残り150ヤードとなり問題はない。しかし左から吹く強いアゲインスト気味の横風のため、ボールはグリーンから遠いほうへ（右へ）大きく流されてしまいがち。するとセカンドショットはグリーンすぐ手前のクリーク越え200ヤードを打たなくてはならなくなる。風の計算がスコアメイクのポイント。

各ホールの横には 建設中の別荘が建ち並ぶ

2007年9月現在、上海の猛暑を乗り越えたところでありながら芝の状態はよかった。グリーンがやわらかくアプローチのショットではピッチマークがしっかりと残る。

コースはすばらしいものの、キャディの質が低いのが 難点。ティーグランドでアドレスに入っているのに後方でキャディが歩いたりする。グリーン上ではどうやら立ち位置の教育を受けていないようで、パットをしている位置から２歩ほどのところ（視界にキャディの足が入る）やパットのライン延長上に立っていたりする。

クラブハウスはかなりバブリー。吹き抜けのある３階建てで、ロッカー・バスルームの他にプロショップにレストランは二つ、さらにバー、プール、ジム、マッサージ、宿泊用の部屋（９部屋）、数百人規模収容可能の宴会場、会議室などがある。宿泊施設は一般向けではないということだが、旅行社等を通じれば600元強で宿泊できる。

クラブハウスは かなりバブリー

クラブハウス最上階には 宿泊施設がある

屋内温水プールのあるゴルフ場など そうはないだろう