上海シルポートゴルフクラブ（淀山湖）

中、西、東、北の4つ（各9ホール）から構成される計36ホールのチャンピオンコース。中コース3,472ヤード、西コース3,665ヤード、東コース3,323ヤード、北コース3,532ヤード。中と西コースが先にオープンし、その後東、北という順でオープンした。上海で18ホール以上を要するコースはここが最初。

ボルボオープンが1999年から6年連続で開催され、さらに2007年4月の7度目が開催され賞金総額は200万ドル。同年5月には欧州ツアーのトーナメント・ディレクター、マイケル・エリクソンよりオーガスタに匹敵するコースとの賞賛及び感謝状を受けたという。プロのトーナメントが開催されるのは高いメンテナンスが保たれていることの証左である。また本コースは2001年と2003年に、アジアPGAプロ選手の投票により「アジア最優秀競技場賞」を受賞した。

池の他、広大なウエストエリア（砂地であるがバンカーと異なりソールすることはできる）、またグリーン手前の随所に配置されたバンカーがアプローチを難しくしている。中コースの8番ショートホールは難しいホールではないが、手前の池とバンカーのコントラストが美しく、ゴルフ専門誌「高球文摘」において「中国のベスト18ホール」のうちの１つに選ばれている（同時に当ゴルフ場も同誌の「中国のベスト10コース」に選ばれている）。

キャディーはプレイヤ-のクラブを運ばないときは、指導者について自らがプレーをする。プレーをする4人以外のキャディーはそれについてまわる。こうしてゴルフのルールやマナーを学びグリーン上のボールの転がりを体感する。ここではコース、通路の掃除もキャディーがする。プレーヤーが通りかかれば笑顔で挨拶する。こうしたキャディーの質の良さでも上海近郊ゴルフ場のトップクラス。

クラブハウスは広く気持ちがいい。レストランも広いので大人数のコンペも開催可能。メニューは台湾料理がイチオシ。

台湾資本。メンバーは欧米人も多く、インターナショナルな雰囲気である。ただ、日本語堪能なスタッフも複数おり、会員券購入やコンペの予約など、すべて日本語のみでも可能。プレー費が高いのが問題。

名物ホール：東コース８番503ヤードロングホール
右も池、左も池、ティーショットはピンポイントでフェアウエーバンカーの手前に止めなければならない。チキンなハートで刻もうものなら今度は池越えのセカンドショットがつらくなる。やっと辿りついたグリーンも高低差のきつい2段グリーンなのでピンのポジションによってグリーンは実質半分しかないと思わなければならない。